2020年11月15日に放送された「行列のできる法律相談所」にサプライズ登場し、Twitterでトレンド入りしたお笑いタレントの島田珠代さん。
島田珠代さんは本番組に出演していたタレントのナジャ・グランディーバさんを泣き笑いさせた人物として紹介され、持ち前のユニークで強烈なギャグを披露し、番組出演者たちを大笑いさせました。
そんな島田珠代さんは当時17歳で芸能界入りし、1990年頃から吉本新喜劇の代表的女優として頭角を現していきました。特に関西のお茶の間では永く愛されており、今や再ブームの風を起こしている芸歴32年目のベテランとして、島田さんの強烈なギャグに興味を引く若者たちも多いのではないでしょうか?
ここでは島田珠代さんの若い頃や当時の活躍をもっと知りたい方に向けて、これまでの活躍ぶりや人生のエピソードをまとめました!
島田珠代さんはこんな人!デビュー当時とその後の活躍ぶりは?
若くして歩んだデビューとその航路
島田珠代さんは吉本興業に所属されている大阪出身のコメディアンで、アイドルグループ吉本坂46のメンバーでもあります。
デビューのきっかけとしては、大阪成蹊女子高等学校に在学中「4時ですよーだ」などの素人参加コーナーに出演したのを契機に、当時17歳で吉本入りを果たしました。
22歳の頃には既に「笑っていいとも!」「超!よしもと新喜劇」に出演されており、そこから全国的に名前が知られるようになったようですね!
なお、台湾で新喜劇公演を行った時は、現地で島田さんのような綺麗で若い女性がどつかれ芸を披露する例がなかったため、台湾のマスコミで騒然となりました。
現在は50歳を迎えおり、「太陽の塔と同期」と仰っています。今もなお現役で衰えることを知らないキレッキレの強烈なギャグにより、TV番組にも出演しては視聴者に笑いを届けています。
当時の人物像はどんな感じ?
島田さんは在学当時、学校で休み時間になると先生のモノマネから1発ギャグまで披露しながら廊下を渡り歩く活気的な女子学生だったようです。
周りからも「ひょうきんな人」というイメージが浸透していたようで、このことからお笑い番組の素人参加コーナーに勝手に応募されてしまったのが始まりに繋がった、とのこと。
明るい性格ゆえ最初は「自分から」お笑いの道へ進んで行ったのではなく、「周りから」押されたのがきっかけというのはちょっと意外にも感じます。写真を見ると、小柄で愛嬌のある可愛らしい風貌は当時のままですね!
現在もひょうきんな印象を持たせる島田さんですが、お笑いの道に進まれてからは力の温存も踏まえ、仕事以外では「充電しなきゃ」と逆に抑え気味になったようで、学校でも喋らなくなったり、急に暗くなってしまったこともあったそうです。
ちなみに、もともと将来は書道の先生になりたかったんだとか。
女性お笑い芸人として挑んだ人生はどんな感じだったのか?
破天荒キャラで愛される魅力のヒミツ
現在もファンからは「関西の宝物」とも称されるほど、強烈なキャラクターと独特なギャグによりデビューして直ぐに地元関西で視聴者の心を鷲掴みにした島田さん。
そんな破天荒キャラですが、やはり大阪のお客さんは厳しかった、とインタビューで答えています。
演劇を観に来るお客さんは女性が多かったので「勝たなきゃあかん」と思う一方、島田さん自身も女性なのでいい意味で媚びながら計算した結果、このような芸風になっていたようです。
なお、ハチャメチャなタイプだったこともあり、しっかり台本があった上でそれを覚えてから崩していくやり方が島田さん的には楽に感じたそうです。
当時「やめよっカナ!?キャンペーン」で新喜劇入りした際はほとんどがアドリブだったそうで、出演者同士がお互いアドリブを出して「どういうタイプなのか」「どういう系統の笑わせ方をするのか」などをしっかり把握し、そこからアドリブ合戦で融合していった所があったみたいですね!
緻密な分析と試行錯誤による着実な積み重ねがあってこその、魅力的な破天荒キャラが完成しているわけですね!!
お笑い>結婚生活!?
島田さんは30代で結婚と離婚を2度経験されています。最初のお相手は当時東京支社所属の吉本興業社員の方で、結婚された頃は東京で新婚生活を始めました。
この時、島田さんは「ルミネtheよしもと」へオープンと同時に拠点を移されたようで、同劇場である新喜劇に山田花子さんと並ぶ看板女優として出演していましたが、2005年8月に離婚。
しかしその後、2007年8月にドラマ「湯けむりウォーズ」で知り合った美術スタッフの方と約1年8ヶ月のお付き合いを経て再び婚姻届けを提出されました。
ただ、島田さんにとって本当に幸せと感じていたのは、結婚生活より舞台でお客さんを笑わせている時でした。
また、自己表現と家庭との両立が上手く行かなかったことに加え、新喜劇でスベッても「旦那がいるからいいや」「仕事がダメになってしまっても大丈夫」と逃げ道を作ってしまったと葛藤され、2013年3月に再度離婚をされました。
「自分の本当の幸せは何か?」それを確信して突き進む姿勢はなかなか難しいものなので、島田さんの決断はとても凄いと感じます…!コメディアンとして永く愛されているのも、「逃げ道を作らない」という徹底した強い覚悟で生み出すお笑いへの姿勢があるからこそなのでしょう。
ちなみに娘さんがいるようで、「主人が育てた方が良い子に育つだろう」と元旦那さんと暮らしているそうです。島田さんは一人暮らしですが、たまに娘さんが泊りに来るようなので親子仲は良いみたいですね!
仕事を辞めたかった時も?それを止めてくれた人物とは…
ベテラン芸人の立ち位置にいる島田さんですが、過去には仕事を辞めたかった辛い時期がありました。
デビュー当時、女子高生でありながらピン芸人として大活躍し始めた一方で、必死にネタを考えてもウケなかった時の辛さ、スランプなど色々大変なことも多かったからだそうですね。
そのことを当時ラジオで共演していたダウンタウンの浜田さんに収録中に打ち明けると、「なめんなや!がんばれよ!!」と熱く止めてくれたそうですが、放送が終わると「はよ辞めたら??」と言ってネタにしたそうです(笑)
しかし、ダウンタウンの松本さんは、収録が終わって一度帰ったにも関わらず、わざわざ引き返して「お前辞めんなよ。ケツ割んなや。続けてたらいい事あるで。」と本気で引きとめてくれたそうです!
その後は自称「松本派」と公言するように、松本さんの言葉を信じて突き進んで来れたようですね!
もちろん浜田さんも、たい焼きを差し入れで買ってきてくれたり普段から優しく接してくれていたので、島田さんにとってダウンタウンのお二人は大切な先輩に違いありません!
まだまだ爆走が止まらない!島田さんのお笑い人生
最近のTV出演とその大反響
ここ最近のTV出演では、2020年の9月にはバラエティ番組「相席食堂」に出演して、「珠代っ!パンティーテックス!」など勢いのある数々の持ちネタを披露して番組MCの千鳥も腹を抱えて大笑いし、話題となりました。
そして11月には「行列のできる法律相談所」にサプライズ登場し、その時も50歳のおばちゃんをありのまま魅せる「おばちゃんダンス」を披露し、出演者のマツコ・デラックスもツボにハマっていましたね!
放送後は、視聴者からも「面白すぎる」「珠代姉さんこんなに面白かったっけ?」「関西の宝だわ」と大反響で、Twitterでも「珠代さん」「パンティーテックス」「島田珠代」とトレンド入りで急浮上しました!
特に島田さんの活躍を昔からリアルタイムで観ていた関西勢の方々は、TVでも相変わらずの暴れっぷりを観てとても嬉しかったでしょうね!
番組を観ていた自分もあまりに凄いギャグの勢いに、久々に大爆笑してしまいました!
これからも見逃せない活躍ぶり
強烈なギャグとキャラクターで視聴者を抱腹絶倒させ、愛され続ける島田珠代さん。
暗いニュースばかりが続くこのご時世に、彼女のようなとことん明るくて勢いのあるコメディアンは、塞いでしまった心も温め、活気づけてくれるので、多くの人たちが励まされています。
近年のTV出演などで島田さんを知り、その魅力的なキャラクターに惹かれる子供たちも多いのではないでしょうか。
今もなお世間で注目を集める島田さんのご活躍に、今後も見逃せません!